初めて中国に足を踏み入れたのは、大学2年の夏休み。
その時に湖南大学で出会った友人がいて、なんだかんだで付き合いが続き、今彼は札幌にいる。
で、彼の発案で、久しぶりに一泊温泉旅行に出かけた。
俺と彼と、それぞれの相方と、それぞれの子供。
レイとムウは、行かないという。
まあ中学生高校生ともなれば、親との旅行に魅力を感じないのも無理はない。
コウはまもなく2歳だが、友人のところの娘さんはコウより半年ほど年長である。
札幌を出発し、まず登別へ。
地獄谷のそのさらに奥、バスでは通れない細い道をたどって、大湯沼という場所に行き。
ここから流れ出る川で、足湯が楽しめる場所がある。
初物に対しては非常に慎重なコウだから、当然ここでも警戒態勢。
なかなか足をつけようとしない。
で、少しずつ足にぴちゃぴちゃとお湯をかけたりしてると、ようやく安心してきたようで。
恐る恐る足を突っ込み、気持ちいいことがわかると、今度はゲンキンなもので、ばちゃばちゃ水をはねさせて遊び始めた。
登別を出立し、洞爺へ。
昭和新山に立ち寄り、敷地内にある熊牧場へ。
何しろコウは、熊さんを見るのが好きなのだ。
が、大きな熊は怖い。
入口にある等身大のはく製にはびびるびびる。
親にしっかりとしがみついて、熊を見ようともせず、怖い怖いと泣く。
牧場内の熊に対しては、ある程度の距離があるからか、問題なし。
喜んで眺めている。
ここでは熊の年齢ごとに檻が分けられているのだが、やはり小熊の檻が一番のお気に入り。
くましゃんくましゃん、とおおはしゃぎ。
のんびり旅行なので、この日はこれでホテルにチェックイン。
後は温泉入ってメシをたらふく食って、酒を飲んでふらふら寝るという極楽コース。
コウも、友人の子のウララちゃんも、浴衣を着せてもらって大喜び。
すっかり仲良くなった二人は、和室を駆け回っていた。
続きはまた後日。